息子(2ヶ月)と外面
2ヶ月から予防接種ができるので病院に行く機会が増える。
受付のお姉さんにもお医者さんにも看護師さんにも薬剤師さんにもニコニコする。
「ごきげんでいいねー」
なんて褒められてる。
さすがに注射は泣くが終われば元通り。
薬剤師さんなんか私に目も合わせず息子に塗り薬の説明してる。
息子もニコニコ聞いてる(風)のだ。
…でも家でニコニコすることなんてあまり無いんだぜ…
家に帰った途端、ていうか帰りの車でのハイパー愚図りギャン泣きタイム!
1ヶ月検診の待合室で息子だけギャン泣きに比べたら全然いい。成長したわ。
外面良いのは助かるが、その後の反動に母子2人になった途端眉間に皺よせるのやめてよー母ちゃんつらいわー。
妊婦と入院(出産記その4)
病院に入り、二階にあるナースステーションに行くとすぐ看護師さんが対応してくれた。
ぼんやりとしか覚えてないのだけど、破水が本当に破水なのか調べるために尿検査する?とかなんかですぐトイレに連れていかれた。
私はタクシーを待つ間、下着を変えたんだけど何かあったらと妙な機転がきいて産褥パッド(大昔のナプキンみたいなやつ)をあてていた。
それがトイレに入ってパンツを下ろした途端
ボロン
と床に落ちた。
めちゃくちゃパンパン。中のポリマー大活躍。
全然そんな感覚なかったのでビックリしてるうちに、ジャーっとまた出て床がビショビショに。
尿を出す前にそのままトイレの個室のドアをちょい開けして外で待つ看護師さんに
「トイレ汚しちゃったー、ごめんなさい、何か拭くものください」
というと、看護師さんが中の様子を確認し
「あー、確実に破水だわ、そのままでいいから、おしっこ出る?出るなら出してね」
とここまでのくだりは覚えているのだが、尿を出したかは記憶からスパッと抜けている。多分出したと思うけど。
で、その後病室に案内された。
個室だったんだけど、テレビとか備品とかリネン類のレンタルシステムとか、色々説明されるが全然頭に入らず。
希望してた個室よりなんか広くて豪華な所を案内されてる気がして、空室の状況で仕方がないのかもしれないけど差額とか大丈夫かな…とかナースステーションから一番近い部屋でもしかして私危険な状態なのかな!?とか考えてるうちに陣痛がきたりしてとにかく全然説明は頭に入らなかった。
一通り説明が終わってパジャマに着替えた所で義母と夫が到着した。
しばらくして姉も到着し、ものすごく安心したのを覚えている。
度々くる陣痛も義母からレクチャーを受けた夫が背中をさすってくれ気分的には楽になった。
面会時間が終わって義母と姉は帰った。
次会う時には生まれてるのかしらねーなんて話しながらわかれた。
病院は配偶者か身内1人一緒に泊まることが出来たから夫はそのまま泊まり。
初めての入院。まだこの時点ではリラックスしていた。
息子(2ヶ月)と笑い
新生児の痙攣的な笑いじゃなくて、普通の感情的な笑いをするようになった息子。
でも何に対して笑ってるのかは分からない。
熟睡中にケラケラ笑う。
厄除けの札(そろそろ返しに行かねば)を見上げてケラケラ笑う。
怖い。
妊婦と陣痛タクシー(出産記その3)
地元のタクシー会社には陣痛タクシーのサービスがあって、電話番号とか予定日とか病院の情報を事前に登録すれば いざという時にスムーズに配車してくれるということだった。
そんなサービス全然知らなくて、春に出産した友達が教えてくれて即登録していた。
やっぱ電話したらすぐ配車の手配してくれて無駄に話すことが無くてスムーズ。
しかし
「対応できる車と運転手が出払ってますのでバスタオルを用意してお待ちください」
とのこと。
結局きたのはごくごく普通のタクシーだった。
内装も普通だから汚されないようにバスタオルを用意してくれってことだった。
ほんとにごくごく普通にタクシーが来て、ドライバーさんも無線に促されて来たって感じで病院の場所も分からなくて私が診察券渡してナビで調べてたし、ほんと普通に配車お願いして病院まで連れていってくれたという感じ。
これ、対応できる運転手と車だったらどんな違いがあったのかなあ。
私が陣痛をいつまでも陣痛だと認めなかったせいで時間は帰宅ラッシュが始まる夕方。
タクシーだし、裏道的なとこ使ってくれるのかな…と期待してたが、超真っ当な道を通って渋滞に真っ当に巻き込まれる。
その間にも腹の痛みはくる。
息も自然と荒くなる。ドライバーさんもその度に焦ってるのが分かった。
痛みが治まってる間に夫と姉と義母に連絡。
いつも通院には車で30分のところ小一時間ほどかかった。
でもこんな状況で自分も運転出来なかっただろうし(病院から自力で来ることは禁止されてたし)、夫も会議が立て続いてたようで連絡すらすぐとれなかった。
だから凄く助かったなあ。
あの時のドライバーさん、ありがとう。
息子(2ヶ月)と痒み
痒いのか、息子が頭を搔きだしてしまった。
眠い時とか寝起きに容赦なくバリバリかくので1日であっという間に頭皮がキズだらけになってしまった。
出産前に用意しておいたミトンをつけてみたが息子の手にフィットしないし、息子もなんか嫌なのか腕をブンブン振り回してしまう。
で、悩んで悩んで一番しっくりきたのが
この靴下。
息子も特に違和感なくご機嫌。
ひとまずこれでよろしくお願い息子。
妊婦と自覚(出産記その2)
夫が起きる時間になったので、自分も起きて朝の家事。
立って動いていると全然痛みがこない。
陣痛はどんな体勢であれ、きっちり何分おきにくるもんだと思ってたからやはり深夜に起こったのは前駆陣痛か便意と尿もれかと思ってた。
まー、でも予定日まで1週間だから入院の準備しとくか。なんて適当に準備した。
午前中は買い物とか、動きまくって殆ど痛みはなく、お昼ご飯を食べて横になった時だった。
痛い。
生理痛と下痢を我慢してるような痛み。
やっぱ便意かと思ってトイレに行くと治るが、ンコは出ない。
だから踏ん張ってみる。ンコは出ないが暫くしたらまた痛みが。でもいくら踏ん張ってもンコは出ない。
いつの間にかその痛みの度踏ん張っていて、しかもタオル掛けを握って声を出して踏ん張っていた。
あれ、やっぱこれ陣痛じゃないのかな…
と思うものの、バカな私。「初産は予定日より遅れる」と信じきっていたから、ンコは諦めてテレビ見ながら横になる。
坂上忍の番組はワイワイ出演者たちが喋ってるから気がまぎれるなあ…なんて思いながら度々くる痛みに耐える。
テレビ画面の左上の時計表示を見る。
あれ、痛みきっちりきてるのかな…
ちゃんと測ってみるかと、前にインストールしておいた陣痛アプリで測ってみる。
『間隔が10分以内になっています!』
『間隔が5分以内になっています!!!』
え
間隔はバラバラではあるものの、10分以内には痛みがくる。
これ、やっぱまずいかも。
いつの間にかテレビは安藤優子の番組になってた。番組が変わってたことに気付かなかった。
そういえば午前中動き回ってた時は痛くなかったな…なんて思い出して立ち上がる。
あ、やっぱ立ってると全然楽。
痛みの間隔も20分くらいになる。
しかし
猛烈な吐き気!!!!
トイレに駆け込み、まさにorzの体勢でリバース、リバース、リバース。
あぁ…昨日食べたオサレベーカリーのオサレなパンまで出てる…もう出るもの無いんじゃないかな…リアルに吐くモノマネの芸人ってやっぱ上手だなあ…
あれ
股間に物凄い湿り気!
湿り気っていうよりビショビショに濡れてる!
てか完全に漏らしてる!
ああ!これ完全に陣痛だわ!破水だわ!
と思った時点でもう16時。
病院に連絡すると
「帰ってもらうことになるかもしれないけどとりあえず病院に来てください」
との事だったので、夫に連絡。
病院からは自力で来るなとの事だったので、タクシー会社に電話をかけました。