妊婦と陣痛タクシー(出産記その3)
地元のタクシー会社には陣痛タクシーのサービスがあって、電話番号とか予定日とか病院の情報を事前に登録すれば いざという時にスムーズに配車してくれるということだった。
そんなサービス全然知らなくて、春に出産した友達が教えてくれて即登録していた。
やっぱ電話したらすぐ配車の手配してくれて無駄に話すことが無くてスムーズ。
しかし
「対応できる車と運転手が出払ってますのでバスタオルを用意してお待ちください」
とのこと。
結局きたのはごくごく普通のタクシーだった。
内装も普通だから汚されないようにバスタオルを用意してくれってことだった。
ほんとにごくごく普通にタクシーが来て、ドライバーさんも無線に促されて来たって感じで病院の場所も分からなくて私が診察券渡してナビで調べてたし、ほんと普通に配車お願いして病院まで連れていってくれたという感じ。
これ、対応できる運転手と車だったらどんな違いがあったのかなあ。
私が陣痛をいつまでも陣痛だと認めなかったせいで時間は帰宅ラッシュが始まる夕方。
タクシーだし、裏道的なとこ使ってくれるのかな…と期待してたが、超真っ当な道を通って渋滞に真っ当に巻き込まれる。
その間にも腹の痛みはくる。
息も自然と荒くなる。ドライバーさんもその度に焦ってるのが分かった。
痛みが治まってる間に夫と姉と義母に連絡。
いつも通院には車で30分のところ小一時間ほどかかった。
でもこんな状況で自分も運転出来なかっただろうし(病院から自力で来ることは禁止されてたし)、夫も会議が立て続いてたようで連絡すらすぐとれなかった。
だから凄く助かったなあ。
あの時のドライバーさん、ありがとう。