ソフトに死んでいる 兼業主婦は 発光体

あえて抵抗せず子育て中。最近は自己満足な絵をかいています。

息子(1歳6ヶ月)と検尿(母怒濤の日)

母は憂鬱であった。

1歳6ヶ月検診を明日に控えていたからだ。

案内の紙には

開始13時

終了予定16時

 と書いており

ただでさえ平日の昼で仕事休まなくちゃいけないのに、昼寝の時間ドン被りで3時間の長丁場。不安しか無かった。

 

仕事はさほど忙しくなくて、終日有休をとった。

職場の人に「一年半点検なので休みます」と言ってしまった。それくらい母は憂鬱だったのです。お察しください。

 

保育園へ息子を迎えにいき、連絡帳を確認した。「明日は検診のためお休みします」と私が書いた文字の横に赤ペンで

明日検尿の回収があるので尿は持ってきてください。

 と書いてあった。脳裏で住職が鐘を打った。

 

検尿。はて、どうやって?

 

検尿の封筒に「まだオムツがとれていないお子さんへの検尿のしかた」という紙が入っていた。

  1. オムツにラップを敷く
  2. 化粧用コットンをラップの上に敷く
  3. 出るまで待つ

と、雑に書いてあった。

 

ネットで調べても同じようなことしか書いてないし、失敗率も高いようだった。保育園でも失敗が多いと聞いた。

 

あー、めんどくせえ。でもやるしかない。

でもめんどくさいからこそ失敗したくない。

 

ネットでの失敗の理由は「オムツのポリマーを甘くみてた」ことだったのでそこは甘んじてはいけない。水遊びでオムツの爆発的な吸水能力は分かっていたのでこうした。

 

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とにかく両面テープでガチガチにラップをとめた。

尿が漏れても心のダメージが少ないようにパジャマも厚手のズボンにした。

 

 

寝る直前に息子に装着。なんかガサガサいうオムツに寝てくれなかったらどうしようかと思ったけどすんなり寝てくれた。寝起きもばっちりご機嫌だった。

しかし母は検尿の夢を見て途中で起きるくらい寝付きが悪かった。

 

結果、こんだけサイドをくっつけてもポリマーは尿を吸ってた。でもそのおかげで漏れたりはしてなかった。4枚の化粧コットンもきちんと吸ってくれていて、ぎゅっと握ったら検尿ボトル2本分くらいは軽く出た。初検尿、成功です。

 

しかし朝一で尿を吸ったコットンを手で絞るという背徳感と朝一の息子の尿臭さ。

オムツの技術って凄いと思った朝。

 

そして母と子は保育園経由で1歳6ヶ月検診へ向かったのでした。

疲れた。終わり。