ソフトに死んでいる 兼業主婦は 発光体

あえて抵抗せず子育て中。最近は自己満足な絵をかいています。

新米母と出産後日談(出産記その12)

結局私と生まれたての息子は30分ほど分娩室に放置されましたが、無事に陣痛室に戻されました。

すぐ病室に戻らず、1時間ほど陣痛室で息子と添い寝でした。

 

面会時間終了までそんな時間がなくて、陣痛室での面会も一人づつじゃなくてはいけなくて、義母と姉と夫と急いで面会をし、それぞれに「二人目できるなら無痛がいい」と話し、息子がナースステーション預かりになったあとは友達や職場の人に連絡しまくってたっけ。

 

病室に戻って、トイレの練習をしなくちゃいけなかったんだけど寝ちゃって夜中に助産師さんに起こされ寝ぼけ眼で用を足したんだけど激痛で目が覚めた。陣痛は勿論痛くてしんどかったけど、産んだ後の股の激痛も地味にしんどかったな。1ヶ月くらい続いたから…。結局会陰切開の後を鏡で確認するという地味な目標も恐ろしくて出来ず今に至る。

 

翌日から同室で二、三時間ごとに起こされる日が始まって、黄疸で1日預かりになったりもしたけど無事に一緒に退院できました。トンガリ頭も周りからいい形と褒められるくらい普通の形になりました。

 

ちなみに私が陣痛室で暴れ叫んでいた時に隣だった方は、息子よりも1キロ以上もデカい女児を出産してました。かなり長い事陣痛室にいたようで、私なんて後から陣痛室入って叫び暴れて先に産んでて本当すみませんでした。

あと切迫早産で緊急入院してきた方はどうなったか不明。息子出産翌日に保育器に入った赤ちゃんがいたから無事出産した模様。その後大きな総合病院に転院したと思う。

 

私の出産話を人にすると、吸引分娩になる事を事前に教えなかった事や緊急入院の人に合わせて無理に吸引分娩にしたんじゃないの?とか色々と言われました。後から吸引分娩でトラブった人の話聞いたり、吸引はやらないでと希望する人がいると知りました。

が、私としては産婦人科医が院長先生だけっていう小さなクリニックに緊急入院の人が来て大変な状況だっただろうし、自分も暴れる妊婦の癖に弱ってきてたし息子も全然降りてこなかったし、なによりも母子ともに無事に出産を終えられたので感謝しかありません。

 

出産記、こんな長くなってしまうとは。あっさり終わらす予定だったのに書き始めると色々細かい事が思い出されて長くなってしまった。

もう3ヶ月も前の話。いや、まだ3ヶ月しか経ってないのかな。随分昔のような。

出産って、マラソンに嵌ってた時に似ていて、走ってる最中はなんで走ってるんだ?お金払ってまでエントリーするんだとか、もう絶対走らない、これが最後だ!と思っていても、完走すると達成感が半端なくてまた大会にエントリーしてる感じ。

だから世の中二人三人と産んでる女性がいるんだなと思う。

…私?

いや、二人目以降は無痛で!

授かれたとしても是が非でも無痛で!